当日の配布資料(③以降は今年度の参加者に配布済み)
①「村上康成氏トーク&ライブ」チラシ
②村上康成美術館BOOKMENU
③読み聞かせボランティア交流会「ヒッポ」2010年講座案内
④読み聞かせボランティア交流会「ヒッポ」アンケート
「のらいぬ」(谷内こうた/絵)が、
村上さんの絵本との出会いでした
11/24(日)
下丸子 大田区民プラザ 地下展示室にて
”絵本作家「村上康成」氏の講演会”が開催されました
1955年岐阜県生まれ。創作絵本を始め、ワイルドライフ・アート、オリジナルグッズなど、独自の世界を
幅広く展開。自然への柔らかで確かなまなざしと、軽妙酒脱な間のユーモアのセンスが、
年齢を超えて幅広い人々に親しまれ続けている。自然派のアーティスト。
「ピンクとスノーじいさん」「ようこそ森へ」「プレゼント」で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞
「ピンク!パール!」で ブラチスラバ世界絵本原画ビエンナーレで金牌受賞、
「なつのいけ」で日本絵本大賞受賞、「森へようこそ」では全国カレンダー展特別部門賞受賞、など
数々の受賞を重ねる。
ヤマメを主人公に描いたデビュー作「ピンク、ぺっこん」。「青いヤドカリ」「星空キャンプ」
「石のきもち」、,ピーマン村シリーズの「さつまのおいも」や、「たちねぶたくん」など多数あり、
伊豆高原と、石垣島にギャラリーがある。
「ピーマン村」や「ピンク」でお馴染みの絵本・童話作家の村上康成氏をお迎えし、
読み聞かせの実演や、作品の紹介、更にプライベートな楽しいお話もして頂きました
会場での絵本販売はお茶が飲める素敵なカフェ!
書店の
”ティール・グリーン・イン・シード・ヴィレッジ”
の協力のもと、新刊本も揃えていただきました
司会の頭の上には
たちねぶたくんが・・・!?
岐阜の山の中で育った野球少年が、
絵の世界に引かれて、美大を目指す折り
出合ったのが、絵本の原画展だったそうです。
デザイン科に入学後も、心の中は
絵本を描く事で、いっぱい・・・その表現にあこがれ続けて
絵本作家を目指し、その道を歩みはじめました。
自然界に生きるヤマメの生活。
小さいピンクを通じて描かれていく過程で、
さりげなく食物連鎖を体感し、
釣り人とのかかわりかたも
ちゃんと伝えてくれる、
年齢を選ばない絵本です。
売れる本と良い本、好きな本は異なるかもしれませんが、
誰かの為に、その一冊があればいい・・・そんな思いで、読者の毛穴が開く本を作りたい
だから、絵本は楽しめればそれだけでいいのです・・・!
読み聞かせ&スライド
次に紹介するのは
「たちねぶたくん」
青森県五所川原町の
”たちねぶたまつり”
がテーマなんですが・・・
そんな講釈はどうでもいい
ただ、
ねっころがって、立ち上がる、
それだけのぶたの話です。
愛すべきユニークなキャラクター
”ごしょがわらさん”です
「きぜつライオン」
ライオンとちょうちょの優しいお話
ちょうちょが消えてしまって
真っ白な1ページ
ラストシーンに向けて
緊張感がたかまり
真っ白な世界が広がります
絵本の原画展には不向きですが(と言って、笑う村上先生)
読者が、色々な事を考えて察していく為の白
その為に大切な白い世界の頁です。
自分自身で入ってきてほしいと思う、人それぞれの頁なのです
「だっこして」
おかあさんとこどものタコ・・・
手がたくさんあってよかった・・
手の数の多さは、愛情の多さとおなじ
たっぷりの愛情が込められていました・・・
そして本日の特別ゲスト
かさいまりさんの登場です
真っ赤なジャケットを着こなして
とても素敵なまりさん・・・
2人で、読み聞かせしてくれた、「ぴっけやまのおならくらべ」は
息がぴったり合っていて、イタチのなが~いオナラも息が続く限り、どこまでも~~
幻のイトウも釣りましたが、
ロッキー山脈の3000m以上にしか
住まない、ゴールデントラウトは
釣る所まで行きつくのが一苦労でした
馬と鹿の肉は、朝起きると
全て食い尽くされていました
帰ってくると
たまには絵も描きます…!?
南の島で暮らす少年とクジラの話、
お互いの存在を認め合い理解する
と言う事がとてもいい
「石のきもち」
イルカの大群が、まるで風のように
ライじいさんの目に映ります
アブラビレがついた
特注のウクレレで
優しい声が響きます
終了後のサイン会は長蛇の列・・・
その一冊一冊にサインをしながら、
丁寧に話しかけてくれる村上先生
先生の絵からにじみ出るような、穏やかな優しさが伝わって
長い時間にもかかわらず、みんなニコニコ顔で
とても温かい気持ちになるひと時でした。
そして、毛穴を拓く活動の1つ
ピンクの原点ともいえる魚釣り!!
ワカサギ釣りは、とても寒いですし、
イワナは、やっぱり格別な魚です。
「ヤマメの本を描いてみれば~?」
と言われて、それでいいのかなあ~と思いつつ
描いていったのが、ヤマメの赤ちゃん
”ピンク”
ヨット好き、
自然が好き
そして、ヤマメ釣りにはまって…
アブラビレ付きウクレレは、世界に一つ。
ピンクのアブラビレをイメージしました
絵本との出会いはいつですか・・・・?
会場の観客との、そんな言葉の
キャッチボールから始まりました
この地球(ほし)に生まれた事を
シッカリと考えてみたい・・・
開高健氏に思いをはせて
モンゴルにも行きました。